先週、スーパーチャージャーで充電する機会がありました。
充電しなくても往復できる距離ではありましたが、念のため
行きの道中にスーパーチャージャーによることにしました。
目次
プレコンディショニングの設定
行き先をスーパーチャージャーに設定すると、
画面に
「急速充電に向けたバッテリーのプレコンディショニング」と表示されました。
どうやら、行き先をスーパーチャージャーに設定するだけでバッテリーの最適化をしてくれるようです。
プレコンディショニングをしていないと、急速充電の充電出力が上がらず、時間がかかります。
ちなみに、「プレコンディショニングをする」という設定方法はないようです。
目的地をスーパーチャージャーに設定することが「プレコンディショニングの設定」になるんですね。
テスラのホームページには
「外気温、および出発前にプレコンディショニングを行ったかどうかに応じて、バッテリーの予熱には45分以上かかる場合があります。」
とあります。
外気温が低い、且つ、遠出をするときには、特に
出発前のプレコンディショニングが大切になりますね。
我が家では、車を使用しないときは常に充電プラグを差したままにしています。
テスラ社もできるだけTeslaを充電したままにしておくことを推奨しています。
それは、バッテリーではなく充電システムからの電力を使用して温度を保持するためです。
プレコンディショニングのための目的地
先ほど、目的地をスーパーチャージャーに設定するとプレコンディショニングが開始されるという話をしましたが、
向かう場所によってはチャデモCHAdeMOを利用される方もいらっしゃると思います。
しかし、チャデモCHAdeMOを目的地に設定しても最適化はされないようですね。
ただ、
テスラマップの充電器マーク(イナズママーク)からチャデモCHAdeMOを選択して目的地設定をすると、プレコンディショニングしてくれるそうです。
または、最寄りのスーパーチャージャーを適当に目的地設定してナビを無視して
チャデモCHAdeMOに向かうというのもありのようです。
充電出力
日本には150kWのチャデモCHAdeMOが一基だけあります。
あとは、速くて90kW。そしてほとんどが50kWです。
設置にお金がかかるから、ほとんどのチャデモは50kWです。法律の問題だそうです。
そのチャデモCHAdeMOと比較すると、テスラの充電出力は倍以上ですね。V3に至っては5倍です。
(V1 やV2と呼ばれる第1世代のスーパーチャージャーは最大出力120kW)
ちなみに、バッテリーセルの数によって許容出力が違うので、我が愛車はV3は使用できません。
充電費用
チャデモCHAdeMOは電力ではなく時間で料金計算します。充電電力がいくらであろうとです。
しかし、スーパーチャージャーは電力で計算します。しかも、チャデモCHAdeMOのような会費はかかりません。
電池の話
電池の種類
現在、全電気自動車の市場には、リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーとNMC / NCAリチウムバッテリーの2つの主流バッテリー技術があります。
通常、リチウム電池といえばNMCバッテリーです。
ちなみに、日本で走ってる電気自動車でLFPバッテリーなのはテスラRWDだけです。
同じテスラでも、ロングレンジ、パフォーマンスはNMCバッテリーです。
それぞれのバッテリーにメリット、デメリットがあります。
LFPは寿命が長く、比較的安い、満充電で劣化しない
NMCはエネルギー密度が高く、重量が軽い、価格高い、寿命が短い、満充電で劣化する
電池とコバルト
これは知識として。
NMCはコバルトを使用しています。コバルトは南アフリカで採れます。子どもたちの過酷な労働環境が問題で、コバルト使用を控えようとする動きがあります。
その動きと相反することにはなりますが、和歌山県紀の川市の工場で、新たなNMCを作ることになりました。今よりもサイズを大きくして、価格低減を目指すそうです。
まとめ
遠出する際は、急速充電を効率よくするために
目的地をスーパーチャージャーに設定しましょう。
では、素敵なTesla Lifeを!